脂漏性脱毛症
紫外線をはじめとする太陽光線や高温・多湿となる梅雨の時期あたりから夏にかけて多い肌のトラブル。 なかでも脂漏性脱毛症は、ホルモンバランスの乱れや洗髪さらにはビタミンBが不足することから皮膚が荒れて赤い炎症が起こり、フケやかゆみをともないつつ髪の毛が徐々に抜けていくという症状です。 この脂漏性脱毛症の原因となっているのが、マラセチアという一種の菌。その原因菌の増殖を抑えることが症状の改善に向けての大きな鍵となります。
マラセチアは頭皮にある分泌物をエサにして増殖するため、頭皮を清潔に保つことが大切ですが、やはり菌の活性を抑えるための薬を使うことが大事です。 一般的には、抗真菌の塗り薬が用いられ、皮膚科で受診すれば処方されます。
また東洋医学における針治療でも、脂漏性脱毛症の改善や治療が期待できます。 脂漏性脱毛症に効くとされるツボに針を打ち、その針に微弱電流を流すことにより、損傷した髪母細胞の修復を促したり、血流量が増えることで毛根へ栄養が行きわたり皮膚炎が抑制されることが期待できます。